江戸城(えどじょう)十四時間(じゅうよじかん)将軍(しょうぐん)一日(いちにち)(3)

<< 裃姿(かみしもすがた)御膳奉行(おぜんぶぎょう)(うやうや)しく毒見(どくみ)をする >> 小座敷(おざしき)では、将軍(しょうぐん)がお(ちゃ)(めい)じれば、すぐに()っていけるように、お茶係(ちゃがかり)小姓(こしょう)(かま)をかけて早朝(そうちょう)からお()()かしている。将軍(しょうぐん)()すお(ちゃ)(かなら)小姓(こしょう)(さき)毒見(どくみ)をした。お(ちゃ)がすむといよいよ朝食(ちょうしょく)時間(じかん)がくる。朝食(ちょうしょく)用意(ようい)というので、また小姓(こしょう)が「もう」と大声(おおごえ)でふれる。御台所(みだいどころ)とともに将軍(しょうぐん)食膳(しょくぜん)()かうが、勝手(かって)食膳(しょくぜん)について(はし)()るというわけにはいかなかった将軍(しょうぐん)居住地(きょじゅうち)中奥(なかおく)就寝(しゅうしん)して、そのまま(あさ)食事(しょくじ)をということもあるが、どちらにしても厨房(ちゅうぼう)には現在(げんざい)のシェフに()たる御膳奉行(おぜんぶぎょう)がいて、その指揮(しき)のもとに材料(ざいりょう)吟味(ぎんみ)して調理(ちょうり)したものをそれぞれ(うつわ)()れ、「(ささ)()」という御膳立(おぜんだ)ての()(はこ)んでいった。
そこに、裃姿(かみしもすがた)威儀(いぎ)(ただ)した御膳奉行(おぜんぶぎょう)()ちかまえていて、一品(いっぴん)ずつ(うやうや)しく毒見(どくみ)をする毒見(どくみ)()わると御膳番(おぜんばん)小納戸役(おなんどやく)()()り、これを(つぎ)()(はこ)ぶ。(つぎ)()には年中(ねんじゅう)(おお)きな()(すみ)がいこっていて、その周囲(しゅうい)(なべ)などが(いく)つもかけてある。すでに()えてしまった料理(りょうり)をいちいち(あたた)めるというから、あまり美味(おい)しいものではない。おのおの(うつわ)(もり)()けて、掛盤(かけばん)という一尺四寸(いっしゃくよんすん)ぐらいの(そと)黒塗(くろぬ)りで(うち)朱塗(しゅぬ)りの定紋(じょうもん)のついた四脚(よんきゃく)(ぜん)()せる。そういう(ぜん)()せて、小座敷(おざしき)、あるいは将軍(しょうぐん)または御台所(みだいどころ)居間(いま)(はこ)んでいった。朝食(ちょうしょく)以外(いがい)質素(しっそ)で、(ぜん)(うえ)には米飯(べいはん)味噌汁(みそしる)()こうつけに野菜(やさい)、お(ひら)煮物(にもの)()(ぜん)()(もの)(きす)塩焼(しおや)きにしたものとつけ()きにしたものが(なら)んでいた。
<< Your Assignment >> Assignment: Answer the following questions.
  1. Why did Kosyou have a tea first?
  2. Did Shogun eat breakfast immediately?
  3. How was Shogun's breakfast?